【新型コロナ】検査機関や保健所「年末年始感全くない

2020年12月31日 19時01分

福祉・医療

新型コロナウイルスの感染拡大で、和歌山県内の保健所やPCR検査を行っている機関では、対応に追われながらの大みそか(31日)を迎え、現場からは「年末年始という感じが全くない」という声が上がっています。

和歌山市にある県・環境衛生研究センターでは、和歌山市以外の県内全域から運ばれてくる検体の検査が行われています。築51年と年数の経った建物の中には、最新の検査設備がそろえられ、スタッフらが検体から遺伝子を抽出して96個のくぼみがあるプレートに入れ、増幅させてウイルス遺伝子の有無を判定します。

センター研究員の浜島洋介(はまじま・ようすけ)さんは「1日に3度は繰り返し、検体が多い日が続けば緊張状態で手が震えてくることもあります。しかし、入院に関わる判定で、絶対に間違えられない」と話し、気を引き締めています。 
           
ことし(2020年)2月に湯浅町の済生会有田(ありだ)病院で、全国初の院内感染が起きたときには、センターに検査機器は1台しかなく、和歌山市保健所や大阪府に協力を求め、その後は機器を増設し、1万件を超える検査をしてきました。浜島さんは「休み明けに検査数が増えるのではと思うと怖いです」と心配しています。

一方、県内の保健所でも例年に無い常駐態勢をとっていて、岩出保健所の石井美保(いしい・みほ)保健課長は「長く保健師をしていますが、未経験の事態です。患者の急変に対応するための呼び出しも覚悟しています」と緊張した面持ちで話していました。

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