地域文化功労者表彰の文部科学大臣表彰(写真付)

2020年12月22日 09時09分

歴史・文化

全国各地で芸術文化の振興や文化財の保護などで功績のあった個人や団体に贈られる、今年度(2020年度)の地域文化功労者表彰の文部科学大臣表彰に、和歌山県からは、和歌山市の音楽家・杉原治(すぎはら・いさお)さんと、串本町(くしもとちょう)の古座川河内祭(こざがわ・こうちまつり)保存会が選ばれました。

杉原治さん(写真提供・和歌山県教育庁)

杉原さんは、和歌山大学で声楽を学んだのち県立高校で音楽科の教諭となり、桐蔭高校では音楽部や音楽を選択した生徒、教員、父母らによる総勢300人による大合唱と、オーケストラをバックにオペラ合唱を県民文化会館で披露したほか、和歌山市民合唱団の指揮者として、バッハやハイドン、モーツァルトなどの合唱曲や、團伊玖磨(だん・いくま)作曲の合唱組曲「紀州路」などを指揮し、県知事表彰や県・文化功労賞、和歌山市文化賞、サントリー地域文化賞などに輝いています。

河内祭のもよう(写真提供・和歌山県教育庁)

古座川河内祭保存会は、50年以上にわたって、国の重要無形民俗文化財に指定されている、古座川流域の河内(こうち)神社の例大祭・河内祭(こうちまつり)の運営を担っています。江戸時代から捕鯨で栄えた古座の漁師たちがくじら船に祭り幕やのぼり旗を飾った「御船(みふね)」や、獅子舞を載せた「獅子伝馬(ししてんま)」、競漕を行う「櫂伝馬(かいてんま)」などが見どころで、日本遺産に指定された「鯨とともに生きる」の構成文化財のひとつとなっています。保存会は、祭りの運営と継承、地域の活性化に重要な役割を果たしたとして、高く評価されました。

文部科学大臣表彰の表彰式は、来年(2021年)1月24日に、京都市上京区(かみぎょうく)の京都府立府民ホールで行われます。

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